永久に続く豊胸はある?

バストの大きさや形の悩み。理想のバストが手に入る豊胸手術を検討されている方の中には、施術後の胸が出来る限り長く続くかどうかが気になる、という方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん手術には費用がかかりますし、何度も払わなくちゃいけないのか、と考えると二の足を踏んでしまうのも仕方ありません。先に結論から述べてしまうと、一回で永久的に形が保たれる豊胸手術を望んでも、現在の医療では「確実に保つ」ということは難しいでしょう。時間が経過すると、施術法によっては硬化や形の崩れ、破損などのリスクも高まります。実際に、施術法によってどのくらい保ちが違うのかを知り、自分に合った施術法を見つけましょう。

ヒアルロン酸注入は、どれくらい持続する?

手術を伴わず、痛みも少なく、施術にかかる時間も短くて済むヒアルロン酸注入法は、他の方法に比べ費用も抑えられるため、利用する方が多い人気のある豊胸です。しかし、その形や効果を保てる期間が一番短いというのは、他の施術法と比較しての一番のデメリットかもしれません。ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうため徐々に形や大きさがもとに戻ってしまいます。持続ができる目安としてはおおよそ1年から2年ほどと言われていますが、クリニックで使用するヒアルロン酸や、施術を受ける方の体質によっては、もっと短く数か月という場合もあります。
現在では粒子の大きなヒアルロン酸「SUB-Q」など、体内で吸収されにくい大きな分子のヒアルロン酸を使用するクリニックが主流ですが、関節内用の安いヒアルロン酸では、保って数ヶ月程度。どういったものを使うか説明のないクリニックもありますので、必ず確認しましょう。

脂肪注入法はどれくらい持続する?

脚やお尻から吸引した自らの脂肪を胸へ注入する脂肪注入法も、アレルギーがなく不要な脂肪も取れるため人気の施術法です。しかし、注入した脂肪が吸収されてしまうため、実際にどのくらいの大きさになるのかはやってみないと分からない、というのがデメリットです。また、初めての脂肪注入では定着率も悪く、2~3回目でやっと満足行くという患者さんがほとんど。そして、自分の脂肪ですから、アレルギーがない分老化も起こります。脂肪注入法は個人差の大きい施術になるため、術後経過を確認してもらいながら、保ちの目安を聞いてみて下さい。

コンデンスリッチファット法やピュアグラフト法、セリューション法など、脂肪を分解し、より多く定着できる状態にして注入する方法を取る、技術力の高いクリニックもありますので、施術回数などが気になる方は医師に相談しましょう。

アクアフィリング法の保ちは?

最近話題となっている、アクアフィリング法。水分98%のアクアフィリングフィラーと呼ばれる薬剤を注入する豊胸施術で、柔らかく自然な感触、注入のみで傷跡も目立たない、との謳い文句で3年から8年の持続が期待できると言われていますが、医学的な情報も少なく効果の真偽がまだ定まっていないという声も。

バックプロテーゼ挿入法の持続について

豊胸術の中で一番の長い効果があるとされているものがプロテーゼ挿入法(豊胸バッグ挿入法)です。上記の注入法では、どうしても体内への吸収などで元の胸の大きさになってしまう所、豊胸バッグなら限りなくその心配も少なくなります。
数百以上ある豊胸バッグの中で最も多く利用されているのがシリコンバックで、おおよそその寿命は30年くらいと考えられており(10年から15年と説明されるクリニックが多いようです)、破損などの不具合が起こらなければ効果は持続します。しこりやしぼみなどの違和感をおぼえた場合、シリコンバックを除去する必要がありますが、除去手術には再度費用がかかります。除去した後に再度新しいシリコンバックを挿入することや、脂肪注入での豊胸をすることは可能です。

まとめ

このように、施術によってどれだけ効果が持続するかは異なります。もちろん施術費用や大きさなどもあるため、それだけが施術法を選ぶポイントにはなりませんし、医師もどのくらい大きさが維持できるかを断言することもできないでしょう。各施術法のメリット・デメリットをカウンセリングの中で判断し、また、何かトラブルがあったときにすぐに相談できるクリニックを見つけることが重要です。ぜひご参考にしてくださいね!