みずみずしい肌を手に入れるならヒアルロン酸

赤ちゃんの肌って張りがあってみずみずしいですよね!大人になっても赤ちゃんのような美肌を維持したいと願っている女性は多いと思います。赤ちゃんの肌がみずみずしいのはヒアルロン酸が多く含まれているからです。保水性に優れたヒアルロン酸が配合された化粧品やクリームは、多くの方から愛用されているのではないでしょうか。

ヒアルロン酸注射・薬の成分と効果

ヒアルロン酸は眼球の中に詰まっているN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸の成分として発見され、人間の身体を形として維持していくために欠かせない成分として知られています。ヒアルロン酸を注射で注入する際は透明なジェル状で、自身が元々持っているヒアルロン酸と融合することで、皮膚に膨らみが生じます。このような性質を利用して、しわや凹みがある皮膚の下にヒアルロン酸を注入することで、くぼみを押し上げて肌を平らにする効果が期待できるのです。また、注入後に効果が早く確認できることもヒアルロン酸注射の特徴と言えます。

また、ヒアルロン酸は美容分野以外にも整形外科分野で活躍しています。加齢とともに膝の軟骨がすり減ってきて、痛みやスムーズに動かすことができなくなった時に注射治療として使用されています。

ヒアルロン酸注射の治療方法と手順について

ヒアルロン酸注射は法令線や眉間のしわなどの治療に有名ですが、それ以外でもたるみの改善、肌に潤いと張りを与える、目の下のくまの改善、鼻やあごの形を綺麗に整えるなど、様々部分にアプローチできる治療方法として評判です。それだけにヒアルロン酸の種類も多く、使用する部分によって使い分ける医師の知識と技術力が必要になります。

美容外科クリニックによって違いはありますが、ヒアルロン酸注射を施術する標準的な流れは以下の通りです。
①カウンセリングと診察にて、希望する部分の確認と治療方法の説明を行い、患者さんが納得してから施術を実施。
②麻酔クリームを塗布し、注射する際の痛みを軽減。
③顔の状態を正確に把握しながら丁寧にヒアルロン酸を注射。施術時間は5分から10分程度。ヒアルロン酸注射の施術はこれで完了です。
④傷跡はほぼなく、特別なアフターケアも不要。簡単なお化粧をして帰宅していただけます。

ヒアルロン酸注射のメリットとデメリット

乾燥したカサカサの肌がプルプルの肌になることに憧れている方は多いと思います。ヒアルロン酸注射はダウンタイムがほぼなく、効果を即効で確認できることで人気を集めていますが、メリットばかりではなくデメリットもあります。体内に注入されたヒアルロン酸は時間が経つにつれて少しずつ吸収されていきますので、一定期間(一般的には半年から1年)を過ぎますと効果が徐々に失われていきます。施術前の状態に戻ってしまいますので、効果を持続させる場合は定期的に注射を継続することが必要です。また、ヒアルロン酸注射は保険適用外の治療となりますので、長期に及ぶと治療費の負担がかかることを念頭に置かなければなりません。なお、ヒアルロン酸自体の副作用は無いとされていますが、注入量や使用薬剤によっては大きなリスクがあることも報告されています。ほとんどは未熟な医師による施術の失敗が原因と考えられていますので、信頼のおけるクリニック選びと経験豊富な医師を選ぶことが重要です。

承認を受けた薬剤ですか?医師に確認して下さい。

ヒアルロン酸を含んだ化粧水や飲むサプリメントなど、様々な種類の商品が販売されています。「でも効果は?」と思われている方も多く、美容外科で施術するヒアルロン酸注射に人気が集まっている傾向がありそうです。しかしリスクもありますので、それを避けるためにも信頼のおけるクリニックでカウンセリングをしっかりと受け、治療に使用する薬剤が承認を受けた製品かどうか、医師に確認することをお勧めします。