脂肪吸引手術はキズを生じさせる

男性・女性共に、綺麗に見せたい、気になる部分を細く見せたいと願っている方は多いと思います。そして美容外科にて、顔やあごの下、二の腕、お腹・ウエスト、太もも、ふくらはぎなどの脂肪を除去する脂肪吸引手術を受ける方は多いのではないでしょうか。しかし、脂肪吸引手術はキズを生じさせるものとなりますので、それを気にして受けるのを躊躇っている方は少なくないと思います。

キズはよく見ないと判らなくなります

美容外科クリニックでて切らない脂肪吸引と切る脂肪吸引の手術を受けることが可能ですが、切る脂肪吸引手術では「キズは残るの?」と、不安になって躊躇している方は多いはずです。例えば、包丁やカッターナイフで指などを切ってしまった経験は誰しもあると思います。そうしたキズがいつまでも残ったら大変ですよね。しかし、そうした浅いキズは年数とともに薄くなって、いつの間にか、よく見ないと判らないほどに治ってしまうことがほとんどではないでしょうか。

美容技術の専門であっても、外科手術で皮膚を切開することによってキズは必ず生じます。しかし、丁寧な技術を持って正しい処置をすることによって、キズはほとんど判らない程度に治すことが可能です。リスクはつきものですが術後のキズの治り方や綺麗に治すための注意点、もし、キズが目立ってしまった場合の対処する方法などを知っていれば安心ですよね。

こうしたキズですが、術後の1か月前後は赤い線として残ることが多いですが、2~3か月後には薄いピンク色になってきます。その後、半年~1年後にはキズは白い線になって目立たなくなってくることがほとんどです。しかし、体質などによって手術を受けた方の1%は、キズが赤いまま残ったりキズが盛り上がったりした感じになってしまうこともあるそうです。術後1年を経過してもキズが目立ってしまう場合は傷跡修正を検討してみてください。

キズをキレイに治す方法

キズをキレイに治す方法としては、まず、キズが目立たない部分を切開してもらうことが重要です。顔やあごの下などを施術する際は見られてもわかりにくい部分、二の腕などはしわがある皮膚の部分、お腹・ウエストなどは下着で隠すことができる部分など、そうした工夫をやってもらうことが重要となります。特に顔の部分は耳たぶの後ろから切開することで、かなり隠せると言えます。

また、切開した傷口の縫合を丁寧にしてもらうことも大切です。美容整形だからと言っても、縫合についてこだわりを持っていない先生もいるかもしれません。カウンセリング時に縫合や抜糸方法の確認、キズが残った場合の傷跡修正などの無料保証については必須確認事項と言えそうです。

さらに、キズのところの抜糸が終わりましたら、サージカルテープなどの専用のテープを貼ることによってキレイに治ることが期待できます。ほとんどはクリニックで渡してくれますが、薬局で購入することも可能です。注意点は24時間貼ったままにして自然にはがれるまで貼っておくことと、キズが肌と同じ色になるまで続けることがキレイに治すコツです。

そして、ヒルドイドクリームなどの専用のクリームを抜糸後のキズに塗ることでキレイに治せると評判です。キズの周辺は手術前より血行が良くない状態になっていますが、このクリームは血行を良くする効果が見込めるため、赤いキズを早く肌色に治す効果が期待できます。しかし塗ってすぐ色が薄くなるわけではありませんので、少量を継続的に3ヶ月以上塗ることが必要になります。

自己判断は危険!ドクターに相談することが大切です

脂肪吸引手術など、皮膚を切開することによってできたキズは中々消えませんが、正しいケアを続けることによって気にならずにキレイに治すことができます。そして、自分の判断で絶対にケアをしないことが重要で、間違った知識でケアをしてしまうとキレイに治せない場合があります。自己判断ではなくクリニックの担当医に相談することが大切です。切開する脂肪吸引手術を検討している方は、美容外科クリニックとのカウンセリングをしっかりと行ってください。