幅広い世代に人気のボトックス注射
肌の若返りをするためのCMはテレビ各社で数多く放映されていますが、そこに映っている方は何歳に見えますか?その若さに驚くことは多いかもしれません。60代の方が40代の美肌を維持できることは誰でも望むことだと思います。コラーゲンなどの成分が入ったクリームを塗って若返りを目指す方は多そうですが、手っ取り早く美肌を作りたい方は美容外科を受診して美肌手術を受けるのはいかがでしょうか。
その美肌手術のひとつにボトックス注射があり、若い世代からご高齢の方まで、幅広い人たちがこの美容治療を利用しています。
ボトックス注射治療の効果・成分・持続期間
美肌手術には皮膚を切開する手術もありますが、近年では注射で目的の成分を肌に注入して、美肌の効果や美容効果を実現する手術が一般的になってきています。部分的に美肌を取り戻し、しわを改善することができるボトックス注射治療は多くの方から人気を集めています。また、美肌目的以外にも、多汗症の改善にもボトックス注射治療は有用だと評判です。眼瞼痙攣や顔面痙攣を抑えるための治療薬としても使われていますよ。
ボトックス注射の成分ですが、食中毒を起こす原因菌とされている「ボツリヌス菌毒素」から抽出したものになります。食中毒を心配しますが、それを引き起こす量と比べて数百倍も希釈して使い、かつ、血液ではなく筋肉に注射しますので、ボトックス注射で食中毒になることは皆無と言えます。アレルギーの発生頻度もかなり少ないので、非常に安全な治療法として人気を集めているのです。
美肌目的でボトックス注射を行った場合、注射治療後の薬は神経に速やかに吸収されますが、効果が確認できるのは早くても2日から4日後になります。効果の持続期間は約3ヶ月から4か月で、持続期間が過ぎますと注射前の状態へ徐々に戻ってきてしまいます。効果を持続する場合は再度、注射治療をすることが必要です。
ボトックス注射の標準的な手順とアフターケア
顔に注射されるのは誰しも怖いですよね。ボトックス注射がどのような手順で行われるのか、多くの方が気にしていると思います。実際にボトックス注射治療で顔の眉間のしわを改善する場合の標準的な手順は、以下の通りです。
まず、カウンセリングと検査を実施して、薬剤の使用量を決定します。細い針を使用して施術部分の皮下にボトックス注射をしますが、痛みに弱い方は必要に応じて麻酔を使用することが可能です。施術が終わりましたら、化粧などをして帰宅することができます。帰宅して当日の入浴はできませんが、顔を洗うこととシャワーを浴びることはできます。術後の効果を確認するために、3週目くらいにクリニックの受診が必要です。施術する部分によって少しの違いはありますが、先生とのカウンセリングでしっかりと説明を受けることオススメします。
ボトックス注射のメリットとデメリットは!
メリットは従来の皮膚を切開しての手術と違って、ダウンタイムがほとんどなく効果が数日で確認できることです。また、術後の結果に満足しなくてもボトックスの効果は3ヶ月から4か月で自然に切れるため、数ヶ月我慢することによって元の状態に戻ることができます。切開する手術と比較してリスクが低く、多くの方が気軽に受けているのです。
デメリットとしては効果の持続が3ヶ月から4か月のため、年間で3回から4回の治療が必要になります。薬剤の注入量が多すぎると表情を表す筋肉を抑制しすぎてしまい、表情が能面のようになることがありますので、経験豊富な医師を選ぶことが必要です。
無料でカウンセリングを受けるのも良い方法です
ボトックス注射に限らず、自分の受けたい美肌手術の得意なクリニックを選ぶことが大切です。無料でカウンセリングを受けられるクリニックはかなり多いので、話を聞くだけでもしてみませんか。失敗して後悔をしないためにも下調べは重要になると思いますよ。